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ロレックス独自の発光塗料“クロマライト”は、スーパールミノバと何が違う?

前回、Q35では針やインデックスなどに塗布される夜光塗料についてお届けした。今回は同じ夜光塗料のなかでも、ロレックスが独自に開発した“クロマライト”について紹介したい。

 ロレックスも2000年頃からはトリチウムに変わってスーパールミノバが採用されていた。
 なおスーパールミノバは日本の根本特殊化学株式会社が開発した“ルミノーバ”をもとに、根本特殊化学とスイスのトリテックAGとの合弁会社として1998年に設立された、ルミノバAGが開発したもの。ルミノーバより発光量の大きいものだ。
 それが、2007年に復活したミルガウスから新たに独自開発したクロマライトという夜光に変更された。

 クロマライトは2007年に登場し、ミルガウスなどに採用された。以降ディープシーやエクスプローラーIなどに続々と採用され、いまやほとんどの現行モデルでクロマライトが使用されている。
 スーパールミノバは暗所において緑色に発光するが、クロマライトは青色に発光するのが特徴だ。
 最大の違いはずばり発光時間。スーパールミノバが約4時間発光するのに対し、クロマライトはおよそ8時間とスーパールミノバの約2倍の持続時間を誇るといわれている。
なんとなくカッコイイから、資産価値が高いからと言って選ぶのはもったいない。なぜなら大人の男性にとっては身に着ける腕時計はご自身のステイタスとも直結します。

ロレックスのケースをのぞきこむと、この文字盤と風防の間にある外周の立ち上がり部分(インナーリング)に、『ROLEX ROLEX ROLEX…』と1周ぐるりと回っている刻印があるのに気が付かれましたでしょうか。これをルーレット刻印と呼んでいます。

そう、前回に引き続き今回もロレックスの模造品防止技術の話なんですね。

このルーレット刻印が入り始めた時期はモデルによって異なりますが、2004年より採用が始まりました。現在ではどのスポーツモデルにおいても採用されている定番の仕様になりましたね。

このように2000年代半ばぐらいまでは見返しが無地だったんですよ。

そしてルーレット刻印が採用されるようになって、インナーリングの6時側にシリアル番号が刻印されるようになりましたね。

それ以前のモデルは時計本体の6時側の側面(ブレスレットで隠れている部分)にシリアル番号が刻印されているので、このシリアル番号を確認するにはブレスレットを外さなければならず、それには専用工具が必要になります。

ブレスレットを外すと12時位置にリファレンスナンバー(型番)、6時位置にシリアルナンバー(固有ブランド番号)が入っています。混同しやすいので念のため……

で、肝心のルーレット刻印がどうして模造品防止になるのかという話なんですが……ロレックスのルーレット刻印は12時の位置に王冠を起点として刻印されています(模造品は王冠が12時のインデックスの中央にきていないものも多くあるそうです)。

ちなみにROLEXROLEXROLEXROLEXの文字は1分ずつのミニッツマーカーと同じ箇所に彫られています。

単体の技術ではすべてを防ぐことはできないかもしれませんが、前回ご紹介した6時位置の透かし彫り王冠マーク等と合わせて精巧な技術を複数使用し、多くの手間をかけることで模造品のコピー技術に追いつかれないよう日々進化しているのですね。

関連リンク1:https://medium.com/@beefly_good22

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